La luna di mezzanotte  真夜中ノ月

静かな時間に好きなコトをつぶやく

Mesmer(1994)・その3 メスメルと音楽と私の足踏みミシンの思い出

先日偶然見ていたのですが、NHKの「クローズアップ現代」でEMDRが紹介されていましたね。 トラウマ治療に有効であるとナレーションで言いきっていました。

 

EMDRは催眠療法と似てる?とおもったのですが、患者の意識状態が異なるんですね。不勉強でした。勉強しないとだめだなぁ……。

 

それでは、映画「Mesmer」続きで。

 フランツ・アントン・メスメル - Wikipedia

 

体系的な論文が見つかりました。

動物磁気からサブリミナルへ - 電気的真丹後蝸牛報

 

催眠については全く知識がないので。

催眠の歴史(メスメルからエリクソンまで)ーReal Hypnosis:よい催眠/わるい催眠

催眠に関するかなり詳しいサイトです。歴史に関して、特にメスメルの記述に関する出典が欲しかったところですが、2010年から更新が止まっているようです。ざんねーん。

 

上に書いた記事を読んでから、映画「Mesmer」を見ると理解が深まります。

 

さてさて。

メスメルは芸術家をバックアップするパトロンという一面もありました。モーツァルトのパトロンだったとのこと。

映画「Mesmer」のなかで、盲目のピアニストに初めて「動物磁気療法」を施したときに、周りで見ていた人が「オペラでその方法は見たよ」と嘲笑する場面があります。

それはモーツァルトのオペラ『コジ・ファン・トゥッテ』の中に、メスメルをモデルとした登場人物が「磁気療法」を施すという場面(第一幕)を指しています。

 

わたしもモーツァルト好きです。下品なところもあるけど、そこも魅力だと思いますよ。モーツァルトを聞いていると、頭の中にいろんな色がキラキラしている映像が流れるんです。

 

それから、メスメルは自分で楽器の演奏もしていました。

映画では、メスメルの部屋に(グラス)アルモニカやリュートのような楽器がありました。患者の治療でも実際に(グラス)アルモニカを演奏していたとのこと。

もっとも、「(グラス)アルモニカが人々の精神に良くない影響を与える」という根拠のない憶測から、演奏禁止令が出たそうですが。

 

 

映画の中で初めてアルモニカが写されたのは、脚の部分からでした。

メスメルがきーこーきーこーと板を踏んでいます。

 

私はこれに似たものを使った事があります。

足踏みミシンです!

中学校の家庭科室にありました。

アルモニカの動力源は足踏みミシンと同じ原理なんだそうです。

 

若い子(20代以下)たちは知らないだろうなぁ。

ミシンは昔、電動では無かったんですよ。足で板をふみふみすると、自分のふみふみしたスピードそのままで布が縫えたんですよ。

足踏みミシンは、手と足の協応運動がミソです。

あまり器用な方ではないので、慣れるまで時間がかかりましたが、

慣れてしまえば足踏みミシンの操作は楽しかったです。

 

だから祖母や母が使っていた電動のミシンのスピードが怖かったのなんの。

未だにミシンが怖いです。自分用のは持ってません。必要な時があるのですが、そういうときは祖母宅に通います。

 

 

 

 

 

 

 

 

それにしても、音楽聞きながら治療を終わるって、優雅で良いですねぇ。